人材開発支援助成金 特別育成訓練コースの受給額

賃金助成

1人1時間当たり

経費助成
特別育成訓練コースの
一般職業訓練(Off-JT)
760円 100時間未満:10万円
100時間以上200時間未満:20万円
200時間以上:30万円

※1 経費助成は、1人当たり Off-JTの訓練時間に応じた額
※2 事業主が負担した実費が上記を下回る場合は実費を限度
※3 主要な部分のみを記載

人材開発支援助成金 特別育成訓練コースの受給手続の流れ

□特別育成訓練コースの1番のポイント

訓練受講予定者に訓練が正社員に転換、又は処遇を改善することを目指して行われるものであることを説明する必要があります。
具体的には、「訓練修了後の最初の簿記検定において2級以上に合格。雇用契約書の更新判断の条件を満たしている」などの正規雇用転換等の可否を判定するための基準を明記し、訓練受講予定者に説明する必要があります

□事前の確認

・有期契約などの従業員であるか確認

この助成金は、有期契約労働者等が訓練を行う場合に対象になります。有期契約労働者等とは、期間契約の従業員(パートさん等も含みます)、期間の定めのない契約の従業員でも他の労働条件に違い等のある従業員が該当します。

・受けたい講座、セミナー、研修等が助成対象になるか確認

①「正規雇用労働者等に転換等を目指して実施する訓練であること」を満たせるものか確認(労働局へ相談等)
②「実訓練時間が20時間以上」か確認

↓〇(OK)

・現時点で他の要件等を満たしているか確認

このサイト内にある、 注意事項(全般) や 注意事項(落とし穴的なもの) にて、確認することが可能です。

↓〇(OK)

□訓練計画の提出:訓練開始日の1ヶ月前まで

・事業所内職業能力開発計画の作成・周知 → 特別育成訓練コースでは不要です

・年間職業能力開発計画の作成  → 特別育成訓練コースでは不要です

・職業能力開発推進者の選任  → 特別育成訓練コースでは不要です

・訓練実施計画届その他提出書類の作成

書類は、社内で作成するもの(雇用契約書等)のほかに、外部から取り寄せるもの(訓練カリキュラム、テキスト等)もあるので、忘れず入手しておいてください。

□労働局からの郵送物の保管

・訓練実施計画届等の提出により、労働局より郵送物が送られてきます。この郵送物は、その後の手続に必要となりますので、大切に保管してください(社労士に依頼している場合は、社労士にコピーしたものを渡してください)。

□訓練実施計画届に変更が生じた場合、書類の提出:当初計画(変更前の計画)していた訓練実施日もしくは変更後の訓練実施日のいずれか早い方の日の前日まで

・対象となる変更事由

訓練カリキュラム、実訓練時間数、受講者数(受講者名を含む)、Off-JTに係る実施日時、実施場所など

「ここまで細かいレベルの変更を前日までに提出」という要件は、この助成金の中ではかなり注意を要する要件だと思います。
これは、不正受給が深刻化しているのかなぁ?。もしくは、それに関係しているのでは?。と思えてなりません。「事前連絡をせず、訓練が行われているか確認することがある」という要件は、まさに不正受給対策です。
Off-JT先も含め、「実地調査に協力すること」の周知徹底も必要と思います。例えば、「突然来られても対応できません」、と門前払いは不支給になると思います。

尚、新たな訓練計画を追加する場合は1ヶ月前までに提出となっています。これも注意してください。

□訓練日誌の作成

提出書類の「訓練日誌」は、考察・感想が具体的に書かれているかを重点的に審査しています。ですので、考察・感想を具体的に書くよう対象従業員に指導・徹底してください。(参考例 訓練日誌の記入例(8ページ目にあります)

考察・感想の内容確認をあとでまとめてすると、見直ししてほしい所があっても、「記憶が曖昧になっていて見直しできない」、と言われかねないので、その都度、内容確認を行ってください。

□書類の整備他

・書類の整備

賃金台帳、出勤簿、雇用契約書、所定労働日及び所定労働時間の確認書類(休日カレンダー、シフト表、就業規則、賃金規程等)等
※提出するものは、原本から加工・転記したものや別途作成されたものは認められません。

・雇用保険の加入が済んでいない場合、加入の手続

・事業内職業能力開発計画・年間職業能力開発計画の周知  → 特別育成訓練コースでは不要です

・一般訓練等では、セルフキャリアドッグの実施は必須  → 特別育成訓練コースでは不要です

・その他の要件も満たしているか随時確認

計画の作成時点では要件を満たしていても、その後満たせなくなることがありますので、随時確認が必要です。

□支給申請:訓練終了後2ヶ月以内

・要件を満たしているか確認し申請
・添付書類も多くあるので、モレない様よく確認し提出

□助成金の支給

・審査の上、支給・不支給が決定されます。

支給可否の通知の届く時期は、混雑状況等により異なります(2か月位~1年超えるときも有ります)。

□その他

・助成金の審査に必要な書類等を整備、5年間保管

法定帳簿、所定労働日及び所定労働時間の確認書類等は処分せず大切に保管しておいてください。

・この助成金の構成及び弊所サポート

①Off-JTのみの訓練
└一般職業訓練 サポート

②OJTとOff-JTを組み合わせた訓練
└有期実習型訓練
└中小企業等担い手育成訓練

上記サポートの訓練を弊所はサポートしてまいります。サポートがついていない有期実習型訓練は「ジョブカードサポートセンター」が無料で協力しています(財源は厚生労働省から出ている組織ですので安心です)。
(サポートがついていない有期実習型訓練は、キャリアコンサルタントなどの国家資格者によるキャリアコンサルティングが要件となっています。弊所はこの資格をまだ有していないので、サポート外としています)。

ちなみに、有期実習型訓練は、「ジョブカード」を活用したOff-JTとOJTを組み合わせた3~6か月の職業訓練のことをいいます。中小企業等担い手育成訓練は、専門的な知識及び技能を有する支援団体(厚生労働省指定業界団体)と事業主とが共同して作成する計画に基づき、正規雇用労働者等への転換を目指すOff-JTとOJTを組み合わせて実施する職業訓練のことをいいます。

(詳しくはこちら 厚生労働省発行 「人材開発支援助成金(一般職業訓練、有期実習型訓練、中小企業等担い手育成訓練)のご案内」)